自動車商品魅力度が向上 — 自動車ユーザーの間で「ダウンサイズは必ずしもダウングレードを意味せず」との見方広まる

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シボレーが3つのセグメントで、
アウディ、ダッジ、フォード、起亜、日産、ポルシェはそれぞれ2つのセグメントでトップ

米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ2012年7月25日 — J.D. パワー・アンド・アソシエイツが本日発表した2012年米国自動車商品魅力度(Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)調査によると、自動車ユーザーの間でよりコンパクトな車両に移行する傾向が続く中、そうしたユーザーたちは新たに購入したコンパクトな車両でも以前所有していた大型の車両と同等の魅力がある、と見ているケースが多いことがわかった。

本調査の結果、新車の購入者のうち27%がダウンサイズ(より小型なセグメントの車両への買い替え)を行っていた。反対にアップサイズした購入者は13%に留まっており、以前と同じセグメントの新車を購入したユーザーは60%であった。

J.D. パワー・アンド・アソシエイツのグローバル・オートモーティブのバイス・プレジデント、デ ヴィッド・サージェントは、「より小型な車両に買い替えたユーザーも、かつてのような犠牲を強いられなくなっている。自動車メーカー各社は米国市場に向けて魅力的な小型車の提供に力を入れており、顧客はそうした車両の性能の高さに感心しているようだ」と述べている。

J.D. パワー・アンド・アソシエイツのPower Information Network® (PIN) のデータによれば、現在下取りに出されている自動車の平均車齢は約6年であるが、この間に、車両の魅力度は著しく向上しており、今日の小型車は多くの場合、下取りに出される大型の車両よりも魅力的であるとされる。2012年度APEAL調査におけるコンパクト/サブ・コンパクト セグメントの平均スコアは765ポイント(1,000ポイント中)で、これは2008年度調査におけるミッドサイズ車の平均スコアと同等である。同様に2012年度APEAL調査におけるミッドサイズ・プレミアム セグメントの平均スコアは844ポイントで、これは2008年度調査におけるラージ・プレミアム車の平均スコアと同等である。

サージェントは、「ダウンサイズがアップサイズの2倍近くに上るという傾向はもう何年も続いている。一般的に大型モデルは性能・スタイル面での魅力・快適性・機能といった点で小型モデルよりも優れているため、引き続き高いAPEALスコアを獲得しているが、ダウンサイズしたユーザーは『今日のコンパクトモデルはかつてのようなエコノボックス(燃費は良いが小さくて安いだけの車)ではない』と見ている。たとえば、ほとんどのコンパクト車は以前に比べ充実しており、走行時の性能も格段に良くなっている。また、以前はより大型のモデルにしかなかった機能や装備も提供するようになっている。ダウンサイズするユーザーの多くは、より小型の新車を買うことでむしろアップグレードを実感している」と述べている。

こうしたダウンサイズ傾向は、新車の燃費に対するユーザーの満足度にも影響している。総合的な魅力度は引き続き向上(前年比7ポイント上昇)しているが、最も著しく向上しているのは燃費である。さらに、「新車選択にあたっての最大の決定要因は燃費効率であった」と答えたユーザーの割合は、2011年の40パーセントから47パーセントに上昇している。

モデルレベルおよびブランド別ランキング
本調査に含まれた全ブランド中、最も多くのセグメントで1位となったのはシボレー(アバランチ、ソニック、ボルト)であった。

また、次の7ブランドはそれぞれ2つのモデルでトップとなった:アウディ(A6、A8)、ダッジ(チャレンジャー、チャージャー)、フォード(エクスペディション、フレックス)、起亜(オプティマ-同率、ソウル)、ミニ(カントリーマン、クーペ/ロードスター)、日産(フロンティア、クエスト)、ポルシェ(カイエン、911)。アウディA8は、2012年のAPEAL調査で全モデル中最高点であった。

また、BMW 3シリーズ、インフィニティ QX56、ランドローバー レンジローバー・イヴォーク、メルセデス・ベンツ SLKクラス、フォルクスワーゲン パサート(同率)もそれぞれ1位となった。

ポルシェは8年連続でブランド別ランキング第1位となった。ダッジ、ジャガー、ラムは前年に比べての向上が最も著しく、それぞれ21ポイント、20ポイント、19ポイント上昇した。

J.D. パワーでは新車を購入する消費者に次のようなアドバイスを提供している:

  • 購入する車両の燃費については「現実的な期待」を持つこと。また、窓のステッカーに表示された市街地/高速道路/複合燃費は「EPA(環境保護庁)による推定」でしかないという点に留意すること。実際の燃費は、走行コンディション、天候、運転スタイル、タイヤ圧、車両の全般的コンディションといった、諸要因によって異なる。
  • 購入予定の車両に適した燃料の種類(無鉛ハイオク、ディーゼル、その他)を確認し、その点を考慮に入れて予算を立てること。
  • 購入に先立ち、営業担当者に頼んでその車両のすべてのオーディオ/エンターテイメント/ナビゲーション機能のデモを行ってもらうこと。また、営業担当者に手伝ってもらって自分の携帯機器やポータブル・オーディオプレーヤーを車両の通信システムやオーディオ・インターフェースに接続し、ハンズフリーの接続をテストするとともに、システムが自分のコマンドを認識するかどうかを確認すること。
  • 外装は2012年度APEAL調査で最もスコアの高い項目であり、多くの顧客にとって最大の購入決定要因となっているが、個人のニーズを満たす車を選ぶには外見以外のあらゆる面も考慮すること。外見が良くても、運転席からの視界が良くない、積荷スペースが狭いなど、設計上の問題点を持つ車もあるので注意すること。

APEAL調査は米国の新車所有者を対象とする顧客満足度調査であり、80以上の車両特性に対するユーザー評価を基にしている。2012年のAPEAL調査は、2012年型の新車(自家用車およびライトトラック)を購入もしくはリース契約した74,000人の消費者から2012年2月から5月にかけて収集した回答に基づくものである。APEAL調査は、新車購入(もしくはリース契約)後90日以内にユーザーが経験した不具合に重点を置く初期品質調査(IQS)と対をなすものである。

J.D. パワー・アンド・アソシエイツについて

米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジに本社を置くJ.D. パワー・アンド・アソシエイツは、パフォーマンス改善、ソーシャルメディア、顧客満足に関するインサイトとソリューションを提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である。当社は、毎年数百万人の消費者からの回答をもとに、品質や顧客満足度に関する調査を行っている。車のレビューと評価、自動車保険、健康保険、携帯電話の評価などの詳細は、ウェブサイト、JDPower.com まで。J.D. パワー・アンド・アソシエイツは、ザ・マグロウヒル・カンパニーズの一部門である。

ザ・マグロウヒル・カンパニーズについて

2011 年 9 月12 日にマグロウヒルは、国際的な金融市場に情報・分析サービスを提供する世界有数のビジネス情報サービス企業であるマグロウヒル・フィナンシャルと、世界規模でのデジタル教育サービスに特化した教育事業のマグロウヒル・エデュケーションの2 社に分割すると発表した。
マグロウヒル・フィナンシャルの主なブランドはスタンダード&プアーズ・レーティング・サービス、S&P Capital IQ、S&P Indices、プラッツ・エナジー・インフォメーション・サービス、J.D. パワー・アンド・アソシエイツである。世界40 カ国に280 カ所以上の拠点、約23,000 人の従業員を有し、2011 年の売上高は62 億ドルにのぼる。詳細は、ウェブサイト http://www.mcgraw-hill.com/まで。

J.D. Power Ratings

For additional J.D. Power ratings data, please visit www.jdpower.com/cars and www.jdpower.com/ratings.