日本自動車初期品質調査 (IQS)

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日本自動車初期品質調査(Initial Quality Study: IQS)は、購入初期段階のユーザーを対象に購入車両の不具合内容を聴取する、お客様視点の初期品質調査です。日本では2001年から軽自動車を対象にIQS調査を実施してまいりましたが、2011年に日本市場に投入されている乗用車全体を対象とした業界調査としてスタートしました。本調査は、自動車メーカーの開発部門、製造部門、品質管理部門、さらには販売部門におけるお客様視点の車両品質の改善活動のための基礎データを提供することを目的としています。

IQS調査の特徴と活用方法

IQS調査では、次の8つの分野とその他に分類される233の不具合詳細項目について聴取します。

  • 外装
  • 走行性能
  • 装備品/コントロール/ディスプレイ
  • オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション
  • シート
  • 空調
  • 内装
  • エンジン/トランスミッション

233の不具合詳細項目は、上記分野とは別に「製造不具合」、「設計不具合」、「その他不具合」に大別されます。

  • 製造不具合: 「壊れる」や「動かない」など、主に製造に起因するもの
  • 設計不具合: ユーザーの期待を設計仕様が満たさないため、「使い勝手が悪い」等、主に設計に起因するもの

調査結果はモデルごとの「100台当りの不具合指摘件数」として集計されます。単位はPP100(Problems per 100 vehicles)で、数値が小さいほど不具合指摘が少なく、品質が良いことを示します。不具合指摘件数に加え、どの部位でどのような不具合が生じているのかも把握出来ますので、改善につながる有効な基礎情報となります。さらに、セグメント毎に競合モデルの比較が可能ですので、各モデルの初期品質水準がマーケットにおいてどの水準にあるかを知ることが出来ます。また、IQS調査は米国、日本、アジア、ヨーロッパ共通の不具合詳細項目、カウント方法を用いて実施しており、国際間比較や分析が可能です。