製品品質の課題は、実際の不具合や故障に関連したものよりも、その製品が顧客の期待をどの程度満たせているかに関連しているものが多い傾向にあります。J.D. パワーは、自動車業界のクライアント企業が顧客の期待を正しく理解し、その期待を満たすようサポートします。
J.D. パワーの自動車業界向けコンサルティングは、“顧客の声”を戦略計画、開発、サプライヤー管理、市場導入/生産に統合することで、クライアント企業の競争優位性の向上をサポートします。
製品開発
車両に焦点を当てます。
- 車両に求められている要件を正確かつタイムリーに理解するため、製品/顧客/マーケットに関する重要な情報を活用します。
- 車両のコンセプトが、ターゲット市場/セグメント要件に正しく適合しているかどうか検証します。
- 製品開発とその実行や検証が、マーケットや顧客の要件に効果的に適合しているかどうか、確認します。
プロセスに焦点を当てます。
- 開発の重要な段階すべてにおいて、マーケット/顧客要件に関する効果的なデータの収集、分析、活用を行うようにするため、既存の製品開発プロセスの改善を行います。
顧客や市場要件にあった目標設定を行います。
- この活動は、製品戦略および開発プロセスの早い段階で、VOC(Voice of Customer) の観点から顧客、マーケット、セグメント要件を明らかにするためのものです。市場での競争優位を実現するため、顧客のニーズ/好みおよび期待に正しく適合できるよう、モデルごとに開発時の優先順位、必要なパフォーマンス・レベルを設定します。
車両/システム/HMI 評価
車両開発期間前と期間中に、顧客視点から、車両またはシステムの好き/嫌いという観点から、独自の評価を行います。このサービスは、市場導入前に“顧客の声”という観点から見た懸念事項をうまく特定できないことが多い OEM の標準的な評価方法を補うものです。
製造
J.D. パワーの製造品質エキスパート・チームが、OEMおよびサプライヤーの製造段階における品質管理の有効性と効率性に関する評価を行います。クライアント企業それぞれの企業風土と条件に合った改善活動を策定するために、顧客の声と業界ベンチマーク・データを使用します。このサービスは、品質管理システムが、キーとなる生産指標を継続的に改善しつつ、顧客が品質不具合と感じる要因を特定し、当該マーケットにおけるその品質不具合指摘の発生防止に効果をもたらすことを目的としています。
品質情報システム
この活動は、製品ライフサイクル全体を通してより正確な意思決定を行うことをサポートするため、各国のマーケットおよび部門間で顧客の声に適合した品質情報システム(QIS)を改善し、実施するよう設計されています。