Press Release

J.D. パワー創業者J.D. パワー3世 逝去

品質ベンチマーク調査で自動車産業を変革したカスタマーエクスペリエンスデータと分析のパイオニア

 J.D. パワーの創立者・元会長 ジェームズ・デービッド・パワー3世が、去る2021年1月23日(現地時間)に永眠いたしました。享年89歳。

 ジェームズ・デービッド・パワー3世は1968年に妻のジュリーさんと二人で起業しました。当時、製造業やサービス業の企業は消費者からのフィードバックを重要視しておらず、彼は「顧客の声」にもっと耳を傾けるべきだとの思いに駆られていました。
 その思いから実施した自動車の品質調査により、初期の業界トレンドや重大な品質上の欠陥が明らかになりました。これを機に、J.D. パワーの顧客満足度調査データは、品質向上や製品開発における重要な情報源として徐々に受け入れられるようになりました。
 米自動車雑誌”モータートレンド”から“ミスター品質”と呼ばれたパワーは、詳細な顧客体験データを、製造からマーケティングまでの全てを変える実用的なインサイトと必要不可欠なインテリジェンスに導き、自動車業界に変革をもたらしました。その結果、多くの自動車メーカーの品質向上に寄与する企業として広く認められるようになり、今日、J.D. パワーは世界的に知られるブランドとなりました。
 1992年、パワーは、アメリカで、業界で最も優れたリーダーに毎年授与される自動車殿堂(Automotive Hall of Fame)でDistinguished Service Citationを受賞し、その功績が称えられました。
 その後の数年間で、パワーは、金融サービス、ヘルスケア、住宅、保険、テクノロジー、通信、メディア、トラベル、ホスピタリティ、ユーティリティなど、幅広くビジネス領域を拡大させました。
 パワーは、彼の会社(J.D. Power and Associates)や会社がサービスを提供する各業界に画期的な貢献をする従業員たち(Associates)に対し、常に大きな誇りを持っていました。2005年に現役を退いた後も長きにわたり当社に関わり助言をし続けました。
 現在、J.D. パワーは、顧客の具体的な体験データと分析を基盤として、ビッグデータや人工知能(AI)、アルゴリズムモデリングを活用し消費者行動を理解するグローバル・リーディングカンパニーとして成長を続けています。

J.D. パワーの社長兼CEO デーヴ・ハビガーは次のように述べています。

「世界は真のパイオニアを失いました。そして我々は、50年以上にわたって成長し続ける当社に、刺激や情報、活気を与え続けてくれた先見の明ある精神を失いました。幸運にも彼と親密に働いた経験を持つ人々は、独立性や誠実さ、品質の価値に常に焦点を当て、絶え間ない革新と緊密なコラボレーションを奨励した、実物よりも更に大きな創造性に満ち溢れた彼の存在を覚えています。彼の引退後も、彼の不屈の存在は、彼が個人的に触れた多くの人生と、彼が私たちの素晴らしい会社のために築いた妥協のない独立性と誠実さの価値観の強力な基盤の両面で感じることができました。彼の死は、私たち皆から深く惜しまれますが、彼の精神は私たちの日々の仕事の中で生き続けます。」

 

※このリリースは抄訳版です。原文リリースは英文(現地時間1月25日発行)をご覧下さい。

https://japan.jdpower.com/press-releases/dave-power-announcement

 

※J.D. パワー3世とJ.D. パワーの歩みを漫画でご紹介しています。☞ こちらをクリック

“The Story of J.D. POWER”~半世紀を超える顧客満足度調査の歩み~ 

 

 《本件に関するお問い合わせ》

株式会社 J.D. Power Japan
コーポレート コミュニケーション(北見)
 TEL: 03-4570-8410  E-mail: release@jdpa.com

 

J.D. パワーについて:

J.D. パワー(本社:米国ミシガン州トロイ)は、消費者インサイト、アドバイザリーサービス、データおよび分析の世界的リーダーです。 ビッグデータ、人工知能(AI)、アルゴリズムモデリング機能を使用して消費者の行動を理解するパイオニアであるJ.D.パワーは、50年以上にわたり、ブランドや製品との顧客の相互作用に関する鋭い業界インテリジェンスを提供してきました。 世界をリードする主要な業界に対し、顧客対応戦略に向けたサポートを行っています。